商品名の決め方とは?6つの決め方のコツと具体例、注意点を解説





ネットショップ運営において、自社の商品を適切に知ってもらうために必要なのが「商品名」や「ネーミング」。商品名によって商品の印象が大きく変わるので、ネットショップ運営側も、慎重に決める必要があります。 本記事では、商品名の決め方のコツと具体的な決め方について解説していきます。





6つの売れる商品名の決め方のコツ


売れる商品名とはなんでしょうか?ここでは、具体的な商品名を決める際のコツを6つご紹介します。

  • ・商品の特徴がわかりやすい
  • ・脳内の印象に残る
  • ・語感が良く、口ずさみやすい
  • ・独自性がある
  • ・ストーリー性がある
  • ・ユーザーの悩みや課題を解決できるイメージがある


  • 商品の特徴がわかりやすい


    まず、商品の特徴がわかりやすくなければ、消費者には響きません。その商品の特徴を端的に伝えること、そして特徴などがわかりやすいネーミングが好ましいです。難しい言葉よりも、一般的に認知されている言葉をうまく組み合わせたり、イメージを膨らませやすい言葉が理想です。消費者にダイレクトに特徴が伝わるネーミングを意識しましょう。 専門的な言葉の場合はユーザーがどういったキーワードで検索をして辿り着く商品なのかなどを考え、なるべくユーザーの言葉で書くことを意識しましょう。



    脳内の印象に残る


    脳内の印象に残るネーミングを意識することも重要です。一言で言えばキャッチーな商品名が理想です。商品名が長すぎると消費者の記憶に定着しにくいので、シンプルで口滑りのいい言葉がおすすめです。上手くネーミングを設定することができれば、SNSなどでも話題になり拡散されることがあるかもしれないので、「印象に残るか」という視点は大事にしましょう。



    語感が良く口ずさみやすい


    語感が良く口ずさみやすいということも大事です。CMなどがわかりやすい例ですが、思わず口ずさみたくなってしまう口滑りのいい商品名ってありますよね。見た目だけでなく、成分や食感などにも着目してみると良いかもしれません。



    独自性がある


    独自性があることも重要です。どこにでもある商品なのであればいいですが、売れる商品名をつけたいと考えた場合は、なるべく独自性を意識してみましょう。 消費者はまだ見ぬ商品との出会いにワクワクしています。競合と同じような商品ではなく、何かに特化していたり、突き抜けている商品は独自性があり、消費者へのインパクトも大きくなるため差別化ポイントなどを大々的に打ち出してもいいかもしれません。



    ストーリー性がある


    ストーリー性がある商品名は消費者に魅力的に見えます。ストーリーには、開発から生産、販売までの経緯や、開発者の想いなどがあり、そのストーリーを上手く集約してネーミングすることで、競合と差別化を図ることができます。また、商品単体の価値だけでなく、ストーリーという「付加価値」も付くので、消費者の共感を得ることができ、ヒット商品になる可能性が高まります。 ただし、商品名のストーリーが実際のものと異なってしまうと炎上のリスクなどもありますので注意しましょう。



    ユーザーの悩みや課題を解決できるイメージがある


    ユーザーの悩みや課題を解決できるイメージがある商品名は、売れ筋商品になりやすいです。消費者は常に悩みを持って商品を探していることが多く、そのキーワードにヒットする商品名にすることで、消費者にはダイレクトにその商品の魅力が伝わります。課題解決型の商品の場合は機能性にフォーカスを当てて上手くネーミングすることを意識しましょう。



    商品名の決め方を具体的に解説


    この章では商品名の決め方について下記の観点で具体的に解説していきます。

  • ・商品の情報を言語化して整理する
  • ・商品を第一想起させるキーワードを洗い出す
  • ・競合商品の名前を調査する
  • ・商品の機能や特徴から考える
  • ・キーワードを選定する


  • 商品の情報を言語化して整理する


    まず商品名を決める際は、商品の情報を言語化して整理することが重要です。主な内容としては、下記の6点になります。

  • ・商品作成の背景
  • ・機能・性能
  • ・形状・特徴
  • ・利用シーン
  • ・対象顧客像
  • ・対象顧客のどんな悩みを解決するのか


  • まず、どのようにその商品が作られたかを整理し、次にその商品によって解決される課題を言語化しましょう。また、味や色などの特徴や個体や液体などの形状、利用される場所や時間帯などを整理し、言語化することで商品の解像度が上がります。最後に、消費者のどんな課題を解決するか、そもそもの対象顧客はどんな人かを洗い出しまずは書き出してみることが重要です。



    商品を第一想起させるキーワードを洗い出す


    先ほどの情報項目を整理できたら、次に商品名として可能性がありそうなキーワードを洗い出してみましょう。「その商品を見たときに最初に想起するものはどんなものがあるのか」という観点で、キーワードを出来るだけ多く洗い出し、最も消費者に届くキーワードを見つけ出しましょう。 例えば、形が印象的なのであれば形に特化した商品名に、機能的に新しいものであれば機能特化の商品名に、など第一想起させるキーワードは何かを考えてみましょう。



    競合商品の名前を調査する


    次に、競合商品の名前を調査しましょう。せっかくいい商品を仕入れても、競合商品と名前が被ってしまっていては元も子もありません。まずは、競合商品の名前をざっとチェックして、被らないようなキーワードを選定しましょう。この作業を怠ると、売れ筋になるはずだった商品が全く売れないという事態にもなりかねないので、要注意です。また、競合商品で売れている名前の商品の特徴やネーミングの特徴を調べる事が大切です。他社で売れている商品のネーミングを分析することは、のちの差別化や商品の訴求力に大きく寄与してきます。



    商品の機能や特徴から考える


    また、商品の機能や特徴から考えることも有効です。出来るだけ多くの機能や特徴を書き出してみましょう。コツとしては、その商品の原材料や成分、素材などにも着目するということです。例えばアイスクリームの場合、バニラビーンズや牛乳、バターなどが挙げられます。そして、書き出した言葉を掛け合わせたり、繋ぎ合わせることでオリジナリティが生まれる可能性があります。



    キーワードを選定する


    最後に、洗い出した全てのキーワードを掛け合わせてみましょう。その際に、キーワードを足し算したり引き算したり省略したりするとしっくりくる商品名が生まれることがあります。出来るだけ書き出したキーワードをたくさん使いたくなる気持ちはわかりますが、キャッチコピー同様、「引き算」が大事になります。簡潔な言葉の方が消費者も覚えやすいということを忘れないようにしましょう。



    商品名を決める際に、絶対に守るべき注意点


    この章では下記2点の商品名を決める際の注意点について解説します。

  • ・商品名の文字数は25文字程度にする
  • ・商標登録済み商品名は使用できない


  • 商品名の文字数は25文字程度にする


    スマートフォンや検索ブラウザによっては、商品名が長すぎると文字が省略されて表示される可能性があります。せっかく考え抜いた商品名が省略されるのは勿体無いので、商品名の文字数は25文字程度にすると無難です。25文字以上になると画面上で表示されずになってしまって、商品名が伝わらなくなります。



    商標登録済みの商品名は使用できない


    トラブルを避けるために、商標登録済みの商品名は使用できないことを覚えておきましょう。悪意がなくとも、商標登録済みの商品名を使用することは違法になるため、事前に競合商品の商品名は一度調べておきましょう。商標登録の方法は、こちらのサイトでブランド名等を検索すれば、商標登録済のサービスを調査することが可能です。



    さいごに


    今回は、「売れる商品名の決め方のコツ」について解説しました。商品名はその商品の「顔」です。しっかりとキーワードを洗い出し、あなたらしいオリジナリティのある商品名を作りましょう。 また商標登録などの知識もトラブルにならないためにしっかりと身につけておきましょう。本記事が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。





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